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Canine Myofunctional Therapy(CMT - 犬の筋肉機能セラピー)

Updated: Jul 25, 2020


「Myofunctional」とはギリシャ語の「myo = 筋肉」と「functional =機能する」という

2つの言葉から成り、したがってCanine Myofunctional Therapy(CMT) とは「犬の筋肉を機能させる治療」つまり筋肉疾患の治療法ということです。


私達は目覚めの時から寝る直前までの間毎日筋肉を使って関節を動かすことで身体を動かしています。あらゆる種類の動作や運動の機会が増えたり、レベルが上がれば上がるほど筋肉にかかる負担は大きくなりその結果疲労が蓄積し筋肉のコリや痛みが起こりやすくなります。


犬の身体も同じように、筋肉痛や筋肉疲労をそのままにしていると血液やリンパの循環が悪くなり循環器系の病気を引き起こしたり、関節痛の原因にもなってしまいます。人間と違うところは犬は”ママ、ここが痛い”と話すことが出来ず、また家族を喜ばせることに一生懸命なので痛みを無視することに長けておりよほどの事がない限り飼い主さんも気が付きません。


ところが実は、犬がドッグランで他の犬と一緒に興奮して走り回る、毎日車の座席やソファーに飛び乗ったり降りたりしている、階段を勢いよく駆け上る/下りる, 床で滑って転んでいる、トレーニングで特定の動作を繰り返し行っている、怪我をしたところを庇いながら動いている、手術から回復中、など様々な状況にあるとき、筋肉には間違いなく負担がかかっており、毎回その動きをするたびに小さな目に見えない断裂が筋肉組織に起こっています。


ですから最初にするべきことは筋肉疲労を慢性化させないために筋肉の緊張を緩め、血液やリンパ液の循環を促進し筋肉のみならず身体全体に自然なヒーリングをもたらしてあげることなのです。


CMTマッサージは皮膚の下の浅層にある筋肉だけでなく、体の深部にある筋肉などに直接的または間接的にアプローチして筋肉の緊張を緩め、血液やリンパ液の循環を促進します。 毎日の生活の中で起こっている筋肉疲労の改善に加え、特に立ったり座ったりの動作がしにくくなっている老犬は、関節が痛むためだんだん歩かなくなることで筋肉が更に衰え症状も進むという悪巡回に陥りやすくなりますが、動きに無理のない環境を整えたり、寝起きの軽いマッサージで血行を良くてあげることで動きが楽になり、動けば動くほど楽に楽しくなるので悪循環から良い循環へと変えてあげることが可能です。


また病気やケガで入院や安静療養を強いられ、全身の筋肉をあまり動かさない状態が長期間続いた場合は筋肉や関節の運動能力が低下します。CMTマッサージと並行してストレッチやポールを使った運動を行う事で筋肉機能の回復を促進し、一日も早く元気に走り回れるようお手伝いすることもセラピーのプログラムに組み込まれています。


CMTマッサージが愛犬の筋肉本来の動きを蘇らせ身体に備わったヒーリングをプロモートし、毎日の生活の質を向上させ幸せな犬生を送ることにお役に立てることを心から願っています。


お気軽にお問合せください。

 

Disclaimer:

筋肉機能セラピーは犬の疾病等の診断、処置、治療あるいは予防を目的としたものではなく、獣医師、医療従事者による怪我や病気の治療行為又はこれに準ずる行為の提供を行うものではありません。当サイトのコンテンツや情報、サービスに関する免責事項の詳細はこちらをご覧ください。

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